感染予防と事業の継続、利用者の安全



国内で新型コロナウイルス感染が拡大しはじめ、早いもので5か月が経過しています。
岡山県内での感染者も延べ25名となりました。
この新型コロナウイルスの感染拡大は、国民の生活を脅かすだけでなく、観光業や飲食業に壊滅的な打撃を与えています。私たち介護事業者にとっても例外ではなく、大きな脅威として重くのしかかっているのが現状です。
現場では、スタッフが感染拡大を少しでも防ぐために厚生労働省や岡山県から発信される情報に則って業務にあたっている法人も多いと思います。
この新型コロナウイルスによる介護事業への影響は既に多くの事業所で発生しており、アール・ケアでも特に通所介護に影響が出ています。
岡山県通所介護事業所協議会の事務局を担当している関係もあり、岡山県や岡山市、通所介護事業所協議会の会員など、コロナウイルス関連の問い合わせも増えてきました。
このような状況の中、5月5日付で岡山県保健福祉部長より発信があり、その中に「通所又は短期入所サービスについては、家庭等での対応や代替サービスが可能な範囲で、利用回数の縮小などの検討を利用者や家族に確認」という記載がありました。
(詳しくは発信文書を御確認ください。)
これは広島県三次市で発生した通所介護での集団感染のような事態を防ぐための方策ですが、あくまで確認であり、サービスの自粛を求めるものではありません。
介護保険サービスは利用者の生活を守る社会インフラであり、止めることの出来ないサービスです。
如何に感染を予防しながら、社会インフラとしての機能を維持するのか。
相反する課題の中で、多くの介護保険事業者は苦しい状況に置かれています。
1日でも早い終息を願い、今できることを着実にこなしていく必要性を強く感じています。

大月 博


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